腰を捻ると痛みが出る
状態が1週間以上続いている
運動を定期的にしている
痛みが出る
骨が未発達な成長期の年代(小学生~高校生)に多く、筋肉や関節、骨に負担がかかりすぎることによって起こります。
例えばこのような状況で発症する事が多くみられます。
- ①サッカー、野球、バレーなど体幹を捻る(捻じる)ようなスポーツをしている
- ②急に重い物を持ってトレーニングをした
- ③腰痛を我慢しながら運動をしていた
検査や診断について
1. 触診、徒手検査
問診で痛くなった経緯や場所などを確認します。
腰を押してどこに痛みを感じるかを調べたり、体を動かしてどんな動きだと痛みが出るかを検査します。
2. レントゲン検査
必要に応じてレントゲン検査を行い、骨折の有無や椎間板腔の狭小化を確認して神経が圧迫されていないかを調べます。
3. エコー検査
こちらは近隣の提携病院へ行って検査を受けていただきます。
レントゲン検査で異常が無い場合、筋肉や腱の損傷またはそれらの周囲の内部の出血を確認、レントゲン検査では分かりにくい骨折の有無を確認します。
ご両親へのお願い
お子さんは医師などの前では話がうまくできない事が多くあります。
診察時にお子さんに話をさせることもいいのですが、当日に痛みが無い場合もあります。
その為、お子さんから事前にこちらの内容を聞いていただけると、正確な診察を行うことが出来ますのでご協力をお願いいたします。
- ①いつから痛みが出ているのか
- ②何をしている時に痛みが出るのか
- ③どんな痛みなのか
- ④何をすると痛みがおさまるのか
治療法
1. 疲労骨折があった場合(腰椎分離症)
専用のコルセットを使って固定をします。
程度にもよりますが約3カ月間固定は続け、なるべく腰を捻ったり反ったりする動作をしないように気を付けます。
一切の運動が禁止というわけではなく、コルセットをしたまま腰に負担がかからないリハビリを行い、定期的(約1か月に1度)にCTで経過を観察し、骨折した骨がくっつくまで続けます。
骨が付いたら少しずつコルセットを外し、腰まわりのリハビリテーションを始めます。
骨の治りは程度や体質によっても異なりますが、3か月~6か月が多いです。
2. 筋筋膜性腰痛の場合
痛みの程度によりコルセットをつけ、炎症や組織の損傷が治まるまでは安静にしながら薬物療法、物理療法を行います。
痛みが無くなっても組織が修復しきれていない状況で運動を始めると再発をしやすくなりますので、注意が必要です。
痛みが長期間に及ぶ場合や繰り返す方の場合は再発予防のためリハビリテーションとしてストレッチ・筋力訓練行います。
また筋力や柔軟性の低下など、スポーツ障害の原因となるものもリハビリテーションにて改善させていきます。
ラグビー日本代表選手や、筑波大学ラグビー部、流通経済大学ラグビー部のチームドクターを務めている医師が診療を担当します。
トップアスリートが受ける治療や、スポーツリハビリ、トレーニングノウハウをご提供する事で症状の改善や再発予防、健康な体作りが可能です。
なお成長期のお子さんの場合、丈夫な体作りには栄養も大切になってきます。その為、親御さん向けに冊子などをお渡しして食事指導も行っています。
レントゲンやエコー、MRIに加えて、姿勢や動作の悪い癖も検査して、症状の原因を明確にしていきます。
その為、症状を改善するまでの時間も短くなり、動作改善も行うので正しい体の使い方が身に付き再発リスクを下げる事が可能です。
リハビリ室のみで約100㎡あります。
その為、ベットの上で行うリハビリだけでなく、鏡を見ながらの動作、姿勢の分析や改善、体操やマシンを使った運動や筋トレまで様々な運動療法が可能です。
そこでアドバイスした内容は冊子又は動画でお渡しする事が可能ですので、それらを見ながら正しい体の使い方を早く習慣化する事が可能です。
その為、ケガを繰り返さない体に変わっていけます。
なおリハビリ後には、1人1人の体の状態にあったパーソナルトレーニングを10分間受けることができので、より高いパフォーマンスが出せる体作りが可能です。
静かな環境で集中してリハビリを行いたい方の為に個室も完備しております。
ご希望の方はお電話でご予約頂くか、ご来院時に受付までお申し付けください。
※個室利用は別途料金がかかります。(2,000円)
小さなお子様がいるママさんも安心して治療が受けられるように、施設内に託児室を完備しております。
毎日の育児や家事で、体のあちこちに痛みが出ているママさんも通院しやすい環境を整えています。
さらにご家族連れでお越し頂いた場合でも、別フロアに落ち着いた雰囲気のカフェがございますので、 治療の間はこちらでお待ち頂く事も可能です。
再発予防
リハビリで教わったトレーニングやストレッチを定期的に行うこと、痛みが出たら安静に痛くない場所のトレーニングを行うなど、痛みを繰り返し出さないことが重要です。
痛みや違和感が出た場合は、我慢することなくすぐに来院して検査し、原因を見つけることで重症化を防ぎます。
部活などで休みがとれず来院が遅れ、重症化したケースは多くあります。
長い目で見ると選手生命にかかわるようなケガじゃないと思っても早めの来院がオススメです。
特に学童・学生の方は無理をしがちであるためご両親が日頃からお子さんとコミュニケーションを取り、何かあれば早めにご相談ください。